「ばか!私が好きなのは斗真だけだもん!ばか!ばか!」

言いながら再び抱きつく。


「花音‥‥‥」


私は両想いになったらあとは
幸せになるだけだと思った。


だけど


好きすぎて悩むこともある


いや。好きすぎるから悩むんだ。


「斗真。私、斗真のこと待ってる。
少しでもいい女になって。」


泣きながら微笑んだ。


最後のキスはいつもの甘いキスだったけど


なんだかしょっぱかったよ。


斗真‥‥私待ってるからね?