「お前、何交換してんだよ!」


「いいでしょ。私には彼氏がいるって断ったし。それに、友達になってくださいって言われたんだもん。」


悪びれた様子もないまま
そう言ってのける花音


なんだよ。その態度。


「なる必要ねーだろ!バカじゃねーのか!」

「は⁉︎なんでそうなるの⁉︎
いいじゃん!友達くらい!」

「あのなぁ‥‥」

「ストーップ!」


俺たちの加速する言い合いを
間に入って止めたのはまどかちゃんだ


「痴話喧嘩しないの!」


茶化すように言われたが
怒りは収まりそうもない。


「まじ可愛くねえ!だったらそいつと付き合っちゃえよ!」


捨てゼリフを吐いて俺は
後ろを向いて歩き出した。




なんでだよ。


こんなに好きなのに


なんで俺の気持ちがわかんねーんだよ


ばか。花音。