【*花音side*】


「‥‥‥」


左手の薬指を見るたびににやけてしまう。


私はなんて幸せなんだろう。


斗真は意地悪ばっかり言うけど
ちゃんと私のこと好きでいてくれたんだって嬉しくなる。


これ以上の幸せなんてあるかしら♩


なーんて優越感に浸っていましたが
恋には試練がいっぱいある。