「花音も俺のこと好きって言えよ。」


「は⁉︎」



このくらいの意地悪なら言ったってかまわないだろう。



「うー‥‥‥」



花音の顔はゆでだこのように真っ赤。



やっぱ花音いじめ楽しいわー。



「斗真が‥‥‥好きだよ。」

「‥‥‥」



恥ずかしそうではあったが
ちゃんと俺の目を見て好きって
言ってくれた。


まじずりぃよ。


急に素直になんな。


まじ可愛すぎて理性が持たない。


「花音。」


そして俺も赤い顔で言ったんだ。



「そんな可愛い顔、誰にも見せるんじゃねーぞ。」


つーか、一生俺のもんだから。



その日口ケンカばっかりのお泊りだったが


とても甘い夜を過ごしたのだった