「安心したか?」


優しく花音の頭を撫でながら聞く。


「全然しないよ。」



えーっ
あんなに素直になったのに!


「私のこと好きならちゃんと好きって言ってよ‥‥‥」


身長のせいで上目遣いになる花音


まじ、やばすぎだろ。


素直になんてなれるわけなかったけど、これ以上花音を心配させたくなかった


ふわっと花音の頭を触り、静かに口を開く。


「好きだよ。花音。」

優しい顔をしたのは一瞬。


だってまじ恥ずかしいし!


「ほら言ったぞ!これでいいだろ!」

多分、真っ赤な俺の顔