ツンデレエンジェル彼女&溺愛デビル彼氏♡

「違うのよ。花音ちゃんが斗真と別れろなんていじわる言うんだもの。」


さっき私に対しての低い声とは違い、反対に男に対する猫声を使う栞先輩。



私‥‥‥そんなこと言ってない



「ちが‥‥‥」


ちがう。そう言いたかったのに
斗真が鋭い視線で私を見た


「花音。言ったよな?彼女できたから俺達はもう幼なじみじゃないって。
栞に不満があるなら俺に言えよ。」


ちがう。私はそんなことしてないよ。


どうして信じてくれないの?


あんた私の幼なじみじゃないの?


「斗真のわからずや‼︎」


「お、おい⁉︎花音⁉︎」


何もわかってくれない斗真に怒鳴り、走りだす。


追ってくる声なんて無視して。