「えっ?」

私は涙目で美沙さんを見る。


いつもふんわりしている美沙さんが
私のことを真剣な眼差しで見ている


「私、花音ちゃんが斗真くんのこと好きなの初めからわかってたわよ。」


えええー!


美沙さんにもばれてるってことは
私の気持ちなんてあいつに
バレバレじゃ‥‥‥


「大丈夫だよ。花音。斗真、花音と同じくらい鈍いから」

私の顔を見て察したのか良ちゃんが優しい笑顔で言った


って、私鈍い⁉︎


「花音。」


急に目つきを変えた良ちゃん。

私もつられて良ちゃんを見る