多分、女子がああだこうだ言ってるのに



怒ってたのではなく



俺がヘッドホンをとったことに



怒っているらしい。



「ご、ごめん、」



つい、謝ってしまった。



ヘッドホンを返えされた佐田雅緋は



ゲーム画面に視点を戻し



ヘッドホンを取り



「じゃ、」


と言った。