家に入ると父親は夜勤の仕事に出かけた後だった 「お帰り、ちょっと!傘持ってかなかったの!?降るって言ったのに〜…」 母親が台所で忙しそうにしながら声をかけてくる 瑞波はカバンを下ろし タオルを頭からかぶって ゴシゴシと拭いた タオルを頭にかぶせたまま手を止めて 言った 「もう… …水泳…やめる…」