医者とお母さんの話の結果、

私の入院は明日の午後に決まった

今日は一度入院の支度をするために、一度家に戻るらしい


お母さんは『美帆はどうしたい?』と話の途中で聞いてくれたけど
私は何も答えられなかった…

というより、私には『どうしたい』なんていう意思なんてなかった


私は、今起きているこの事実をこの現実を受け入れたくなかった…


だから、2人の話に入りたくなかった

会話に入れば嫌でも現実を認めなければならないから…


お母さんはすべてを分かっているのか、私が答えなくても何も言わなかった



お母さんだって辛いはずなのに、
この時の私は自分のことで精一杯で、お母さんのことなんてまるで見ていなかっった

だから気づかなかった


お母さんの大粒の涙が再び流れ落ちていたことに