高校にはいって、こんなこと一度もなかった。
しゃべったこともないのに、忘れられないくらい大好きになってきていた。
プレー、顔、笑顔、背の高いところ、野球部ならではのがっちりした体格…
すべてがタイプにぴったり。

そして、ここに来て始めて知った彼の名前は、


木下一真。