血の記憶







そのタイミングで先生が教室に入ってくる。


結局翔真は来なかった。


授業中も頭をチラつく翔真の顔。


涙に濡れた頬。


どことなく私に似た瞳。



授業なんてとてもじゃないけど頭に入らなかった。


自分でもなんでこれほどまでに気になってるのかは分からないけど、気づいたら隣の空席を見ている自分がいた。