血の記憶





落ちている花びらが私の姿に重なって見える。


凶悪な力の前で為す術もなく潰される。


違うのは私は二人の命を犠牲に一人だけ助かった。



いつの間にか止まっていた足を前へと運ぶ。


次はなるべく踏まないように慎重に慎重に。