血の記憶






なるべく日陰を歩きながら同じ制服をきた人達を観察する。



どの人も希望に満ちた笑顔を浮かべて、学校へと向かう坂を登っていく。



羨ましく思いながら自分は少し下を俯きながら一歩一歩私の存在を確かめるように踏みしめながら歩く。


下を向くと地面に落ちた踏みつぶされた桜の花びら。


今なら今朝あの人が言ってたことが分かる気がするわ。


木に咲いてるときはみんなに誉めてもらえるのに、地に落ちた瞬間見向きもせず踏みつけていく。