血の記憶






目を閉じると浮かぶ血にまみれたお父さんとお母さん。



お母さんが口を開き吐き出された呪いの言葉。



途切れ途切れだったけど、ちゃんと私には届いてる。



なぜあの時、お父さんは警察を呼んでしまったの?


私も一緒に死にたかった。


二人が刺されたあの不気味なナイフで。


あんな男に殺されるのだけは心残りになっただろうけど、お母さんに恨まれて生きていくぐらいなら死んだ方がまだマシよ。