血の記憶






そう言って顔をあげ笑ったあなたの笑顔に私は嫌な予感がしたのと同時に、なにか良いことがあるような気がしたのも事実で。



「じゃあね」



そんな考えを振り払うようにその言葉を残し私はそこから立ち去った。


私は今何を考えていたの?


そんなの私には必要ないわ。


これからもずっとあの暗い部屋で私は生き続けないといけない人間なの。


光なんて私にはいらない。