血の記憶








「浜松?もしかして浜松亮くんのこと!?あのサッカー部の!」



次の日興奮気味に話してくれた友達の話によると昨日の人は浜松亮という名前らしく


顔よし、頭よし、運動よしの完璧人間。だそうだ


顔がかっこいいっていうのは分かるかも。


昨日の浜松くんの笑顔を一人思い返してはドキッとする胸を抑えた。


その日から放課後はグラウンドの横を心持ちゆっくり目に歩く


横目でチラチラ浜松くんの姿を探しながら。


見かけても自分から声をかけることもできずただ俯いて通り過ぎる日々。


グラウンドの横をゆっくり歩くのを8日ほど続けたぐらいだろうか




私の足元にまた、あのサッカーボールが転がってきたのは。