血の記憶







「なん、だよそれ。彼氏がこんなこと……」




動揺する翔真に静かに頷いた。


私だって違うと信じてそのたびに残酷な現実に裏切られ傷ついてきた


でも翔真、亮が………あいつがやったことはまだあるの。


この私の身体よりももっと、酷いこと。



私は目を閉じた。


どこから話そうか、そんなことを考えながら―――――。