震える手でめくられた制服の袖。
徐々に露わになる腕は図書室の蛍光灯に照らされその汚さをより鮮明にさせた。
翔真が静かに息を飲む音が聞こえた。
腕には三年経ってもなお消えない傷跡が刻まれている。
初めは青かったり紫だったりした痣は黒く残り
タバコの火を押しつけられた腕には黒い火傷の跡が一生消えない跡となって残っている。
腕だけじゃない
服を脱げばもっと汚い身体がでてくる。
「これ、誰が………?」
翔真の声が震えて聞こえるのは気のせいではないだろう。
「…………浜松 亮(はままつ りょう)、私の元彼で加害者」
そう答えた私の声は震えてはいなかっただろうか。

