血の記憶








「な、なに?」


「奈央、さっきあいつに触られてた」



苛立ちを含んだ目でじろりと睨まれる。


嫉妬と分かりやすいその行動で私の手も翔真みたいに熱くなっていく。


翔真の手の熱が移ったみたい


顔まで火照ってる。



「………奈央、顔赤っ」


「赤くないからっ」



勢いよく掴まれてた手を振り払う。


そのときだった


振った勢いで私の制服の袖が捲れ私が必死に隠していた―――。



「今のって………」