血の記憶






はぁ……。


今日何度目か分からないため息をつく私は学校に向かっている。


相変わらず寝不足の頭はズキズキ痛むし、もうなにがなにやら分からない状態で学校に向かう私はすごいと思う。


ほんとは休もうかとも思ったけどさすがに2日連続はやばい。


それに昨日の翔真の態度も気になっていた。


どうしよう、この頭の痛さ………。


薬飲んだ方がいいの?


痛む頭を手で押さえながら学校の下駄箱からスリッパを取りだす。


今日ほど家から学校までの距離が近くて良かったと思った日はないわね。



「おはよーっ、奈央!」


「…香奈、今日は来るの早いね」



元気に挨拶をしてくる香奈はいつもは遅刻ギリギリに教室に滑り込んでくるような人だ。