TRYANGLE~悲しみの彼方へ~


「柚子ちゃん…黒やった。

なんか、深刻そうな顔しとったけど、

黒には変わりないから…。

あと!私、柚子ちゃんと友達になったから!」

あえて明るく言った。

有央に私の考えとる事が悟られんように…。

「了解。黒やったんやな。

ありがとう。

じゃあ今日の放課後にでも接触すっかな!」

この複雑な気持ち…有央に伝えられたらええのに…。

「…有央!」

気付いたら私は有央を引き止めとった。

「どした?」

そんな優しい顔されたら…

「…ううん。何でもあらへんわ。

ただ柚子ちゃんには

有央が一目惚れした言うてあるから、

それなりの演技してな!って!」

“もうやめて”なんて言えないやんけ…馬鹿。

「ある事ない事色々言うな言うてんやろ?」

「いつもの事やん♪」

「…次はアイス買ってやらへんから。」

「嘘です。ごめんなさい。

わかりました。もう余計な事言いません。」