TRYANGLE~悲しみの彼方へ~


給食も終わり今は昼休み。

私は有央のいるであろう貯水槽を目指して足を進める。

昼休みだと言うのに

いつも屋上には誰もいないから来るたんびに不思議に思う。

貯水槽に登りひょっこり顔を出すと、

気持ち良さそうに有央が眠っていた。

有央が寝てるのをええ事に、

有央の髪を触ったり、

ほっぺをつまんだりしてみた。

それでも有央は一向に起きる気配を見せず、

気付いたら私は有央の唇をなぞり、

その唇にそっと口付けをしとった。

「今のキス、今回の報酬でええか?」

目を閉じたまま有央がそう言った。