「・・・ママ、夕飯は?」

「・・・知らないわよ。適当に・・・
 食べておいて。」

「・・・美咲ぃ。こんなガキ、ほっとけって。」

「・・・ホテル・・・行く?」

「行くに決まってんだろ・・・。」

「じゃあね、星愛。いつ帰ってくるかわからないから。」

「・・・!」


そう言って、ママと男の人は出て行った。


「・・・っ。」


家を見渡すと・・・。

「・・・くさっ・・・。」

お酒と、ママがいつも使ってる香水の匂い。


「・・・コンビニ行こ・・・。」


私は、私服に着替えて、財布を持って家を出た。