星愛~最初で最後の恋~

「・・・。」

「・・・。」


それにしても、ずーっと沈黙が続いてる。


「・・・寒いね・・・。」

「・・・ああ。」


ちょっとだけ、横を見る。

・・・品川さんの私服姿・・・。
すごくカッコいい・・・。スタイル良くて、足も長くて、細いし・・・。


それに比べて、私なんか、ボロっちいパーカーに、ダサいジャージ。
・・・全然ダメだよ。オシャレとか・・・した事ないし。


「・・・そんな格好で、寒くねぇのか?」

「え?」

「ほら。」

「あ・・・。」


また、前みたいに、コートをかけられた。


「・・・ありがと。」

「・・・家、ここか?」

「あ。うん。ありがとう。」


気付けば、家の前だった。