流星は、私の事・・・おぼえてる?


昏睡状態でも、私の事・・・。
考えたりするのかな・・・。



「・・・お願い、起きて・・・。」



願っても、起きてくれない。

結婚の約束したのに・・・やっと、ママや星也さんに認めてもらえたのに・・・!





「流星・・・!」


私は、流星の手をとった。



「起きてよ、流星・・・!お願い・・・私をっ・・・おいていかないで・・・!一人にしないでぇ・・・!結婚しよって・・・言ったじゃない・・・!」







流星は、私にとって、恋人であり・・・薬箱みたいな存在だった。




16歳の時・・・傷ついた私の心をいやしてくれたのは、流星だった。