星愛~最初で最後の恋~

「・・・っ。」



・・・嫌じゃない。

流星とヤるのは、嫌じゃない。

・・・2年間の空白の記憶を、埋め尽くしたい。


「好きだ、星愛。」

「・・・うん・・・。」



二人で、一緒に生きていく・・・。


もう二度と、離れたくない・・・。

流星を抱きしめようとしたら・・・。


ピリリリリ・・・


「わっ!ごめん・・・。」

「電話?」



私のケータイ!

画面を見ると、[ママ]と書かれていた。



「もしもし?」

「・・・星愛?あんた、具合悪いんじゃなかったの?」

「・・・!!!」



忘れてた・・・具合悪いって嘘ついて、家を出たんだ・・・。




「今すぐ帰ってきなさい!」

「あ・・・ママ!」




・・・切れちゃった・・・。