「あと5分ぐらいで、ここに着くって。朝斗から電話があったから・・・。」


「え?朝斗さん・・・どこにいるの?」

「仕事だよ。」




嘘・・・!


どうすれば・・・。


「・・・私・・・ママに会いたくないよ・・・!私を捨てたママに・・・顏を見たくもないよ!!!」




「・・・星愛、お前一人でここを出ろ。」


「え?」




え・・・?!一人で・・・?!



「何で?!流星は?どうするの?!」

「父さんが来たら、今までの事を話すから。星愛の事は言わないから。」


「嫌だよ・・・一緒に行こうよ!」

「・・・これで、二人とも見つかって・・・親が再婚して、俺たちがきょうだいになるのは嫌だろ?俺だけ見つかるようにするから・・・。」



「・・・私、どこへ行けば?」

「・・・近くの公園で隠れていて。」