「あっつー」


そうつぶやいて、一人で学校へと向かう。


本当は、学校になんて行きたくない。


でも、行かなくてはいけない。


これが“あの人”との約束だから。


「あーあ、お弁当忘れちゃった」


お弁当を、忘れたことに気付きポツリと声を漏らす。


まぁ、今日は作ってないけどね。


コンビニで買ってから行こう。