「ジンのばかぁ!もう絶対に知らないんだからー!」


そう言い残し、私は自分の部屋に閉じこもる。


足を抱え、涙を流す。


「うっ...ひっ...それぐらいっ、言ってくれたって…い、いじゃんっ...」


まぁ、どうしてこんなに泣き崩れてくかと言うと、これは十分前に遡る。


私は雑誌を読んでいた。


場所はリビング。


隣にはタバコを吸っているジン。


煙たいなぁ。


そんなことを思いながら、ページを捲っていると、私はある一ページに、目を奪われた。