Darkness love1

私はハッとして周りを見渡した。


私は龍火にも鬼龍にも関わっていた。


だから、当然メンバーの顔はそれなりに覚えている。


そこら辺に倒れている人たち全員は、もちろん顔ぶれのある人たちばかり。


地面は…真っ赤だ。


「タク…っ…」


悔しい。


今すぐタクを殴りたい衝動に駆られる。


けれど、あの二人が居る手前、そんなことが出来るワケがない。


嫌われたくない。


そんな自分に嫌気がさしてくる。


「なんであんな嘘付いたの!?人の記憶を塗り替えて楽しい!?あの時…!あの時、タクが監禁なんてしなかったら、あんな事にならなかったのに…!」


言葉で責めることしか出来ない私は、ただの弱虫。


わかってるんだよ?


だけど…っ!


どうしても嫌われたくはないんだ…。