Darkness love1

私は目を開け、声を上げた張本人を睨みつける。


「うるっさいなぁ。ケンちゃんは黙っててよ…」


「おい…サキちゃん?どうしたんだよ…」


その声に私は驚きを隠せなかった。


聞いたことがある声?


今まで、あんなに聞いてたじゃない。


「な、んでっ?何で居るのっ?」


周りを見なかった私が悪い。


いつもそうだ。


怒ると周りが見れない。


タクの近くにいる二人に気付けなかった。


「ジンっ…リュウ…」


そうだよ。


ここは、龍火と鬼龍の抗戦場所だ。


怒りでそれすらも忘れていた。