Darkness love1

「タク…っ…」


倒れているヤツらの顔を見て、サキは悔しそうな声を出した。


「なんであんな嘘付いたの!?人の記憶を塗り替えて楽しい!?あの時…!あの時、タクが監禁なんてしなかったら、あんな事にならなかったのに…!」


そう、二年前の事件の日…俺はサキを監禁していた。


それを…弟のユウと龍火の数人は、勘違いをしたんだ。


サキがさらわれた、って。


そして、敵対しているチームに乗り込んだ。


しかし、そこには運悪くバックに着いている組が来ていた。


ただの遊びのガキが組に勝てるわけもなく、今いる倉庫に連れてこられ、銃で撃たれて殺された。


俺はサキを愛していた。


ただ、愛する方法を間違えたんだ。


「私の大切な物を奪って何が楽しいわけ!?反省の一つもないじゃない!しかも、普通彼女に罪を擦り付けようとする!?」


そこまで言うと、彼女はスッと綺麗な目を細める。


そして、次の瞬間、今までで一度も見たことのないくらい満面の笑みを浮かべた。


「タク…別れよう?」


今…なんて言った?


俺はサキが言った言葉が理解が出来ない。


別れよう?