Darkness love1

「ごー」


彼女が拳をギュッと握る。


「サキちゃん?もう止めようぜ?」


ケントが止めに入る。


彼女はカウントを止め目を開き、こちらを睨みつける。


「うるっさいなぁ。ケンちゃんは黙っててよ…」


「おい…サキちゃん?どうしたんだよ…」


立花の声に、サキは驚いた顔をする。


「な、んでっ?…何で居るのっ?」


彼女は周りが見えていなかったのか。


だから立花の存在に気付かなかった。
 

「ジンっ…リュウ…」


二人の顔を見て、泣きそうな顔になる。


そして、ハッとしたように周りを見渡す。