Darkness love1

「はぁ?何で逃げる必要があるんだよ!」


ごもっともだ。


「じゅーう」


「早く逃げろよ!」


ケントが叫ぶ。


「きゅーう」


時間がない。


コイツは危ないんだ。


「わっけわかんねぇな!何で逃げるんだよ!」


「はーち」


彼女を見れば、とても楽しそうだ。


まるで、遊んでいる子供のように。


「なーな」


「チッ…」


俺は舌打ちをして、彼女の元を離れる。


「新垣、立花。後悔…すんなよ?」


「ろーく」


一人離れたところに立っている彼女は、こちらを見ていない。


目をつむっている。