Darkness love1

逆に、思い出って作らない方がいいんじゃないかな?


別れが…ツラくなる。


あぁ、今気付いてよかったよ。


傷が浅くて済む。


思い出に残しちゃダメなんだよ。


消さなきゃ。


この記憶、忘れなきゃ。


『ブー、ブー、ブー』


携帯のバイブの音が鳴り響く。


ジンが無言で、自分の携帯を開く。


そして、


「チッ。リュウ、行くぞ」


きっと、また何かあったのだろう。


瞬時にそう思った。


「二人とも、どっか行くの?」


「…ああ…」


「じゃあ、行ってくるなー」


二人は、急いで倉庫を出て行ってしまった。