Darkness love1

何も気づかないで。


「…ダメだ」


「え?」


急なジンの言葉に、私はもう一度聞き直す。


「だから、…旅行。ダメだっつってんだよ」


ジンが言った言葉に、私は肩を落とす。


ダメ…か。


正直、行けなくてショックだけど、今日の二人の様子を見ていれば、何となくわかる。


きっと、今は忙しいんだ。


「…そっか…」


思い出…欲しかったな。


だけど、私のワガママを通すわけには行かない。


「ごめんなー、サキちゃん」


「ううん、全然いいのー」


今気付いた。