はっとして目が覚めると、私はベッドの上で寝ていた。


この部屋は私の部屋。


きっと、ジンが運んでくれたんだと思う。


近くに置いてあった携帯を見ると、もう朝とは言えないような、時間だった。


うーん。


お腹減った。


私はベッドから降りる。


メガネ……は、今頃付けても遅いか。


そういえば、約束…。


守れなかったな。


タクって人との約束。


ごめんなさい。


心の中で謝り、私は自分の部屋を出た。