ジンが好き。


好きなんてもんじゃない。


大好き。


「もうっ…ズルいよ…」


「あぁ?」


そう呟くとジンは不機嫌そうな声を出した。


そんな声ですら愛おしいと思う。


けど…“また”失ったらどうする?


それだけは絶対にイヤ。


もしかしたら…ううん、確実に。


私はジンに想いを伝えられない。





タイムリミットまで、あと4日。