ここはどこなのだろう。


周りは何もない。


ただ、真っ暗な世界に私が一人、ぽつりといるだけ。


わかった。


ここは夢だ。


私は暗闇を歩く。


しばらくすると、一つの光が見えてきた。


そこに、私は早足で向かう。


しかし、歩いても歩いてもそこにはたどり着かない。


「なんで…?」


私は足を止め、膝に手を置き呼吸を整える。