Darkness love1

「そういえば、サキちゃんが眼鏡外したところなんて寝顔以外、見たことねぇんだけど」


学校に向かう車の中で、急にいつも通り私の後ろに座ったリュウが、そんなことを言ってくる。


「えっ、そうだっけ?」


「なんではずさねぇの?」


あれ?


私…なんでジンたちの前で眼鏡はずさないんだろ…。


ズキンッ


急に頭に痛みが走る。


私は急いで下を向く。


そして、襲ってくる頭痛を顔に出さないように耐える。


『サキ…俺以外の奴の前で、眼鏡…外すなよ…?』


まただよ…。


知らない記憶が流れ込んでくる。


ここは……誰かの部屋?


シンプルな部屋。


机、テレビ、ベッドとソファーしかない。


『えー?なんでなの?』


これは…私?と、誰?


スゴくイケメンで爽やかな雰囲気を醸し出している。


あれ?


この記憶の私ってこの間の路地裏での記憶の私と同じだ。


やっぱり、まだ少し幼い顔。


この前は、眼鏡も三つ編みもしてなかったけど、今は両方ともしている。