Darkness love1

「忘れっちまった記憶なんて忘れたかったから忘れたんだろ」


「っジン…」


こんな風に言ってもらえると思わなかった。


記憶がないからって苦しんでた自分がバカみたい。
 

「んっ…ひっ……っ…」


泣きじゃくる私を見て、つかんでいた私の手をグイッと引っ張った。


「きゃっ…」


私は突然のことでビックリする。


私の目の前には、ジンの制服の白いシャツ。


背中に優しくジンの両腕が回る。


そして優しく、だけど力強く私を抱きしめた。


「なんでも一人で抱え込むな」


「…っ…う、んっ…」


「俺もリュウもいるんだ。もっと頼れよ」