と、その男の人に見惚れていると
バァァァァン!!!!!!
ビクッ
静かだった図書館に乱暴に開けられたドアの音が響いた。
ちなみに。さっきビクッとしたのは私ではない。
紛れもなくこのイケメンだ。
私はドアよりそっちのがおどろきだよ・・・・・
と思っていると
「「「かーーーなーーーーーでーーーーーくんっ♡♡」」」
とヘリウムすっちゃった?!と思うほど高く、
なおかつ砂糖をふんだんに使ったお菓子より甘い声たちが響いた。
「あれぇーー?いなくなぁーい?」
「ほんとだぁ~」
「だれぇ?さっきかなでくんがここに入っていったっていった人ーー」
「いやでも確かに・・・・・あっ!あそこ!あれ、かなでくんのハンカチじゃない??」
「ほんとだぁ!じゃやっぱここにいるのかなぁ??♡♡」
「探せぇ~♡♡」
と女子であろう人達の声がしたその瞬間私を抱きしめていたイケメンがぶるっと身震いした。
