偽り王子×イケメン嫌い女子


「誰?!なんでついてくるの?!」


かまえながら後ろに振り向いて一喝


「…………ぇ?」


が、そこにいたのはあたしが想像していたいかにも変態そうなおっさん…‥ではなく、それとはかけはなれた存在が目の前にいた


スラッと伸びた身長、ほどよく筋肉がついた体、そして無駄に整った顔……‥


そう世の中でいうイケメン──………

ゆえにあたしらの学校のプリンス


「なっ!瀬……戸、翔馬……?!」


なんでこいつがあたしの目に映ってるの?!

ま、まさかストー……


「誰がお前なんかストーカーするかよ。んなの物好きぐれぇーだろ」


むぅ……言葉を遮られた

ん?言葉?今声だしてなかったよね?

………って今なんて言ったこいつ!!