偽り王子×イケメン嫌い女子


言葉をさえぎられたあげくこの始末。
トホホ……


「はいっできたよ。
急いでるから軽くだけどまぁだいじょーぶだから」


さっすがー
つばきはおしゃれさんだからねー


「ありがとー
それより今日はどーしたの?
いつもより数倍恐ろしいよ?」


「そうー?
ってのんびりしている場合じゃないっ
かんな、体育館までダッシュだよっ」


「え、体育館?
何でそんなとこに……ってわぁぁぁ!」


あたしが言い終わる前につばきに引っ張られた。

わぁーすっごい力~とあたしはのんきなことを思いながら、大人しくしていた。

でも暴れてでも何でもして逃げるべきだったんだ。


この時のあたしはこれから起こる最悪な出会いも、つばきの密かな企みも、何も知らないでいたーー………