偽り王子×イケメン嫌い女子


な、なんだこの絵に描いたようなひねくりっぷりというかドス黒さは……

やつって言ったよ、やつって!

それとは別に一番の問題は……



こいつには口で勝てないってこと!!


ぐわぁぁあ、むかつくぅぅう!!!!


そうあたしは一回も口でつばきに勝ったことはない

あたしじゃなくても勝つのは難しいだろう


こんな感じでつばきの毒をうけながらも無事?に練習は進んでいった


「はいっ今日は終わり!お疲れ!」


「「「お疲れさまでしたぁ!!」」」


そして解散の合図がでたときには、あたしは汗びっしょりになっていた

ふぅーと思わず息がこぼれる


「おーい、かんなー!」


亮兄が手をふりながら近づいてきた


「どうだ?ちゃんとやれたか?」


「一応ね、でもハードだねーバスケって。汗だくだよ………暑い~!」


「だろーな、ほれ汗ふけ」


そう言って亮兄にタオルを渡された