偽り王子×イケメン嫌い女子


その後四人そろって大爆笑!
楽しいーなー。うんっ!このメンバーではいい感じにやっていけそうだね!


「じゃ、仲も深まったところでひとっ走りレッツゴーだよ!」


「「「おーーー!!」」」


陸上部の子の一言にみんなで合わせてかけ声を出した。


「よし!それじゃああっちの端からここまで合図したら走ってきてね。
私はタイムはもう分かってるから」


「はぁーい」


ぞろぞろと三人で端に移動する。


「誰から走るー?」


「私最後がいー!」


最後がいいって……
相変わらず変わってるね、そういうとこ。


「それじゃ、つばきが最後でいい?
何番に走りたい?」


「うん、いいよー。
うちは真ん中でかまわないかなー?」


「ん、オッケ。じゃあたし最初ね。
もう走っていーのかなー?」


手をあげてみたら、あっちもあげてくれた。走っていいみたいだ。あたしはかまえて準備をした。


「いくよー。位置についてーよーい、どんっ!」


あたしは合図とともにかけだした。