偽り王子×イケメン嫌い女子


「かんなーっ!」


休み時間になり絵莉がこちらへ小走りに来た。


「次の体育どーする?バスケ一緒に練習するー?」


はっ………!!
すっかり忘れてた!
そっかー、どこにいくか決めないといけないのかー……


バトミントンは大丈夫だし、走るのも大丈夫だよね!

よし、次ダンス!
え……ダンス?んーダンスかぁー……
微妙だなー
聞いてみるか。


「おーい!ダンスの人~!今日練習行かないといけなさそう~?」


誰が何なのかわからないからとりあえず大声で言ってみた。


「今日は大丈夫だよー、振り付け決めるだけだから。田中さん種目多いもんね、ほかのとこ行ってあげて」


すると教室の端のほうにいた女の子がそう答えてくれた。

あたしはありがとーっとお礼を言った。


できるだけバスケしときたいしね!