「そう、じゃーかんなちゃんは陸上のほうにほしいんだけど……」
「なんでですか？」
と委員長が聞く。
「このクラスで陸上部って私だけだし足の速い子もそう何人もいるわけじゃないし、戦力になるならできるだけほしいの！！」
「まぁ確かに陸上競技は誰でもってわけにもいかないから足の速い人はできるだけいれておいたほうがいーですね。」
ヤバいこのままじゃ陸上になっちゃう！
「それだったらこっちにも田中入れろよー」
「えー、バレーにもきてほしいんだけど！」
な、なんかどんどんバスケがとうざかっていく……
あたし確かに運動はどれもそこそこ出来るし得意だけどそんな飛び抜けて上手いわけじゃないのにぃー……
もーつばきが大袈裟に言うからだよ。
「え、えーっと、じ、じゃあ田中さんはー……」
委員長も困ってるししょーがない。
すっっごく大変だけどあの手を使うしかない！
