ﾋﾞｯｸｰ
あたしが話だそうとしたときすっごい棒読みで瀬戸翔馬が入ってきた。
そ、そうだこいつもいたんだった。
「あー小日向さん？亮センパイが帰り教室まで迎えに行くから待ってろって言ってたよ」
「えっ？あっ、あぁ。ありがとーございます。それで亮ちゃんは？」
「片付けに行ったよ。それでちょーっとこの子借りるけどいーかな？」
瀬戸翔馬があたしの肩に手をおきながら言った。
ってまってまって、そんなこと無理にきまってるでしょ！
つばきぃぃ絶対ダメだからねぇ！
そんなあたしの祈りも
「あぁどうぞどうぞ～。かんなのこと頼みますねー」
つばきの了承によりあげなく散ったのであった。
